「良く咬んで食べましょう」というのは皆さん一度は耳にした事はあると思います。
良く咬んで食べるというのはどのような効果があると思いますか?
実は、肥満を防ぐ・脳を活性化・虫歯を防ぐ・消化を良くする。などさまざまな全身に対する効果があります。
良く咬まない子供は咬む力が足りないのではないでしょうか?
その為には小さいうちから良く咬む事を教える必要があります。
目標は一口30回です。
でも意識しながら30回咬むことなんてできるのでしょうか?
とてもじゃないけど不可能だと考えています。
なら最初から30回ぐらい咬まないと飲み込めない食事にしたらよいのではないでしょうか?今回、多田歯科では実際に可能かどうか試してみました。
一つは豚汁、もう一つはこんにゃくごはんです
豚汁
材料
2種類用意しました。
豚肉はバラ肉、油揚げは細切り、こんにゃくは薄い短冊切り、ごぼうはささがきを使ったもの(以下A)
豚肉はもも肉、油揚げは短冊切り、こんにゃくは厚くした短冊切り、ごぼうは短冊切りを使ったもの(以下B)
Aは従来の調理法、Bは一つ一つ具材を大きくカットしたものです。
結果
咬む回数に変化が多かった食材
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A
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B
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豚肉 |
24回 |
31回 |
芋 |
12回 |
23回 |
ごぼう |
16回 |
20回 |
油揚げ |
20回 |
31回 |
こんにゃく |
18回 |
32回 |
咬む回数に変化が無かった食材
こんにゃくごはん
材料
白米に糸こんにゃくを小さく切ったものを混ぜてご飯を炊いてみました。
白米:2合 糸こんにゃく(白):1袋(180g) 水:2合より気持ち少なめ
柔らかめが好きな方は水はいつもどうりにしてください
結果
見た目や匂い、味は白米を炊いたご飯と全然変わりありませんでした。咬む回数は確実に増えますが、奥歯で糸こんのような歯触りを感じる時もありました。少し硬くパサついた感じもあったので、好みにより水分の調整が必要かと思われます。
まとめ
具材の大きさや切り方を変えただけで、咬む回数は確実に増えます。他の調理をするときも同じことが言えるのではないかと思います。
白米に糸こんにゃくを小さく切って炊くだけで簡単にカロリーダウン!
ご飯大好きでついつい多めに食べてしまう方、家族の健康が心配なお母様是非試してみてください。
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